大学教育プラン:資源国との技術教育・人材交流プログラム
大学教育プラン:資源国との技術教育・人材交流プログラム
1.資源貿易研究の目標
無資源国の日本が延命するには、資源国との関係強化が重要な要因である。
来るべき資源の枯渇、国際市場での価格高騰により、やがては自由貿易からブロック保護貿易へと輸入制約が大きくなるにつれ、イコール・パートナーシップを持つ国としか、資源国は輸出しなくなるであろう。
領土野心のない無資源国日本の交易カードは教育であり、科学技術に通じた人材を育成し、工業製品に技術的に付加価値をつけて国富を得てきたことが経済成長の要因の一つである。資源国には、強国の内政介入を厭う、一方で、今後の国家発展を目指すための人材教育を課題とする例が多い。
日本にとって重要課題である資源輸入システム確立には、資源国、また類する国々からの留学生を積極的に受け入れ、技術、ノウハウの教育を提供し、人材を育成、人材交流をはかることで対価を築く手法が、最善策である。日本で教育を受けて、日本を理解し親日派となる留学生も多い。
2.コンセプト
「日本の資源貿易政策に、資源国留学生を招き、人材を育成する。教育を通じて資源国へ還元することで資源輸入のトレードオフの関係を築く」
3.国際資源大学校との教育連携
秋田の国際資源大学・秋田大学鉱物環境学科との交流
4.カリキュラム
タイトル:資源経済学
① 資源の意義
② 資源の生産技術
③ 資源の価格分析
④ 資源の商品化
⑤ 資源の経済性
⑥ 資源と環境
⑦ 資源と貿易
⑧ 資源系団体、企業の訪問・見学
5.働きかけ組織
文部科学省、外務省、経済産業省後援、石油連盟、石油情報センター他、
6.対象国学生
(マレーシア、ブルネイ、サバ、サワラク、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、PNG、豪州、ウズベキスタン、中東アフリカ諸国など資源国のうち小国で親日国、または日本の戦略上重要な資源国)
7.実績
大学院 ベトナム留学生(ハノイ貿易大学出身)1名
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