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2011年10月20日 (木)

北極圏・グリーンランドの石油開発事業へ、JOGMEG・国際石油開発帝石、権益入札へ

北極圏でのグリーンランド油田権益にJOGMEC・石油資源開発帝石他、入札へ

(JOGMECの石油資源開発事業:旧石油開発公団以後、海外権益への参入)
地球温暖化により北極圏の一部で石油資源開発の可能性が高まったことを受けて、北極圏での石油資源開発が活発化する。

日本も先行き厳しい石油資源の権益獲得競争に参入、今回グリーンランドでの石油権益の入札(2012年12月予定)に加わることとなった。

今回、石油資源の確認作業から、埋蔵量可能性が高まってくると、グリーンランドは北極圏での自治権の獲得に積極的となり、現地国オペレータや、資源企業を中心として、海外からの開発投資の誘引を政策的に取るようになった。特に北極圏は開発に自然障害が大きく立ちはだかり、技術的な困難が伴うことから、多額の開発費用が必要となる。一方、極地関係国は、人口少なく、政治的にも安定していると言われることから地政的には有利とされる。現在の円高の時期、海外権益を得る機会でもあるが、極地開発の資本と技術の中心の一つがロシアであり、また英米メジャー動向ではエクソンが注目される位である。またペトロベトナムが北極石油に積極投資し、オペレータとなっていることから、背後のシェルも動向に加わっている。

「北極圏の石油ガス探鉱開発状況」

北極圏で予定される最近の入札情報(2 0 1 0年1月現在)
 2 0 1 0 年1 月現在で公表されている北極圏の入札情報のうち、終了年月が2 0 1 0 年3 月以降のもの。
グリーンランドでカナダとの間の海域北部にあたるバフィン湾が2 0 0 9 年にBaffin Bay 入札ラウンド
2010として正式にアナウンスされた。入札締め切りは、2010 年5 月1 日、各鉱区面積8,200 ~ 1 万5,000km2
で計1 4 鉱区総面積1 5 万1,3 5 8km2 を対象。
グリーンランドの入札ラウンドは2 0 0 6/2 0 0 7 年にこの南接するDiscoWest地域で行われたのに続くもの
、その間にはグリーンランド南部海域のオープン地域で四つの鉱区が付与。また、グリーンランド東側のグリーンランド海域においても詳細はアナウンスされていないが、2 0 1 3 年には入札が行われる予定。
(グリーンランドの入札予定地)

Greenland

 

(北極圏の石油資源と参入資源企業)
石油の未発見石油資源量の7 割以上が五つの地域、アラスカの北極圏(3 0 0 億バレル)、カナダのマッケンジーデルタ沖合(9 7 億バレル)、東グリーンランド(8 9 億バレル)、東バレンツ海(7 4 億バレル)、西グリーンランド-東カナダ間(7 2 億バレル)に賦存。

(北極圏の石油資源分布)

Photo

画像出所:the USGS Circum-Arctic Resource Appraisal for the work

 北極圏で活動している会社のうち、オペレーターとして活動している会社は、80社近く。このうち、主だった会社として、可採埋蔵量の上位1 0 社は、Gazprom、 BP、 Ministry of Natural Resources RussianFederation and Komi Republic (MNR)* 3 、Lukoil、
Statoil(STAT HYD P)、ConocoPhillips(COP)、RD S h e l l(S H E L L)、 P e t r o - C a n a d a(P E T R O C A N)、
Naryanmarneftegaz JV( NARYAN MNG)、 ExxonMobil(XOM)。 RusVietはロシアの独立系石油企業であるZarubezhneftとベトナムのPetroVietnamとのJV会社(それぞれ持ち分5 1 %、4 9 %)。

2008年11月26日19時33分
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/3/3527/201003_017a.pdf#search='グリーンランド 石油開発 JOGMEC'JOGMEC ロンドン事務所 佐藤 大地

 【ロンドン=土佐茂生】世界最大の島グリーンランド(デンマーク領)で25日、自治拡大の是非を問う住民投票があり、開票の結果、賛成76%、反対24%で自治拡大が圧倒的に支持された。投票率は約72%。デンマーク政府も承認する意向で、来年6月に法制化される見通しだ。

 AP通信などによると、自治拡大案では、地下資源の収入面でグリーンランドの権限が大きくなる。将来、油田開発に成功すれば、石油収入のうち7500万クローネ(約12億4千万円)まではグリーンランドが確保でき、超える部分はデンマークと折半になる。

 地球温暖化によって本土や周辺海域を覆う氷が解け、資源開発が容易になる可能性も追い風となっている。予算の半分を中央政府の補助金に頼っており、独自の財源を確保できれば自立につながる。補助金を削減したい中央政府も、住民投票の結果を尊重する意向だ。
北極圏油田開発に日本入札へ 官民あげ出資会社設立関連トピックスイラン.海底油田開発が入札される海域

 
 北極圏で繰り広げられる国際的な石油獲得競争に、日本勢が乗り出す。グリーンランド(デンマーク領)沖の海底油田の開発に向け、官民の出資会社が、油田を掘る企業を決める来年の入札に参加する。「日の丸」石油の確保に期待が高まる。

 油田はグリーンランド北東部沖にある。開発が成功すれば、世界最北の油田になる。水深100~500メートルの大陸棚にあり、面積は約5万平方キロに及ぶ。グリーンランド自治政府はこの海域のうち、入札対象の鉱区(3万平方キロ分)を来年初めに発表、その後に入札を実施する。

 日本から参加するのは、独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」(旧石油開発公団)、国際石油開発帝石、出光興産、住友商事などが出資し設立した「グリーンランド石油開発」。審査のうえ、来年12月中旬以降に入札結果が出る。落札企業は、約76%の権益を得て、採掘が順調にいけば、10年後の生産を目指す計画だ。

 米国地質調査所(USGS)によると、グリーンランド北部と東部の沖合に埋蔵されている石油は推定102億バレルで、世界有数の産油国メキシコの埋蔵量に迫る。周辺には豊富な天然ガスの埋蔵も確認されている。グリーンランド沖では1989年から機構が、シェル社など欧米メジャー6社と共同で、海底の地質を調査してきた。そのため、日本勢も自治政府から優先入札への参加権を得ていた。

 USGSによると、北緯66度以北の北極圏には推定900億バレルの石油が埋まる。最近は、地球温暖化による海氷の減少で新たな航路が生まれ、技術の進歩もあって、北極圏開発の可能性が広がる。ロシアやカナダなどの探査が活発で、供給源を分散させたい日本も争奪戦に加わる。

 関係者によると、開発リスクを減らすため、欧米メジャーと手を組んで入札に参加することも視野に入れている。(古谷祐伸、小暮哲夫)

 〈日本の石油開発〉第2次世界大戦前は国内の油田も稼働していたが、戦後は経済成長による石油の需要増とともに、海外での開発の動きが強まった。1960年にアラビア石油(東京)が発見した、サウジアラビアとクウェートにまたがるカフジ油田は、同社が03年まで権益を持ち続けた。

 67年には自主開発を進めるため、国策として事業に出資する石油開発公団(現在の「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」)が設立された。今はロシア極東部のサハリン沖やインドネシア沖など、世界各地で日本企業が開発に参加している。

 失敗例もある。政府出資の国際石油開発帝石は昨年、イランで権益を確保したアザデガン油田開発で、イランと敵対する米国からの圧力が強まり、撤退に追い込まれた。

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110516/mcb1105160503013-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110516/mcb1105160503013-n2.htm

グリーンランドでは、資源収入による高い経済成長に期待を寄せる政府当局は、宗主国デンマークからの
将来的な独立も視野に入れている。

油田開発に17件申請
2010年、グリーンランドの西に広がるバフィン湾の油田開発ライセンスをめぐる
国際入札には、関連する12企業から過去最高となる17件の申請があった。
同海域では英スコットランドのケアン・エナジーが昨年、2カ所で油井掘削を開始。
油田の兆候となる炭化水素の存在を確認している。
同社は11年に油井を最大4カ所まで増やし、10億ドル(約808億円)を超える
資金を投じてさらなる探索に乗り出す計画だ。

グリーンランド自治政府のクライスト首相は取材に対し
「ケアンによる探索が契機となって、当地の石油資源に対する国際的な関心が
高まった。本格的な石油生産が可能になるのは最短で5年以内とみている。
税収や雇用の増加につながる好機だ」と語った。
米地質調査所(USGS)の試算によれば、グリーンランド沖合の石油埋蔵量は、
09年の米国内埋蔵量のほぼ2倍に相当する480億バレルに上る可能性がある
という。

グリーンランドは石油以外にも鉄、亜鉛、金、ダイヤモンド、プラチナといった
鉱物資源の宝庫として知られる。
自治政府の鉱物・石油資源局トップを務めるヨルン・スコーブ・ニールセン氏は、
このほどインタビューに答え「過去4年間で、鉱物資源の開発ライセンスへの申請は
5倍に増えた。すでに亜鉛、金、レアアース(希土類)を対象とした複数の採掘計画が
本格的に始動している。亜鉛については、世界有数の産出国になることも夢ではない」
と、資源立国の実現に自信をみせた。
(ブルームバーグ Marianne Stigset)

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