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2011年2月11日 (金)

日本の原油輸入原価2011年動向と小売流通小売価格の分析

日本の原油輸入原価の2011年見通しと小売流通小売価格の分析

2011年の石油価格(原油のガソリン等への国内流通価格影響)

予測で、最も影響力あるとされるEIAでの見通しは以下のようになる。

①米EIA、2011年の世界の原油需要見通しを引き上げ(ロイター)

これを受けて、国内での石油流通小売価格の構成を分析すると、以下の予測が可能となる。

②国内石油製品小売価格の構成:ここでは石油製品輸入価格構成と影響度を見る(出典 垣見石油HP)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2010 11 10 14:05 JST 

[ワシントン 9日 ロイター] 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は9日、世界経済の回復を背景に、2011年の世界原油需要の増加幅見通しを日量3万3000バレル引き上げ、日量144万バレルになるとの見通しを示した。その結果、原油需要は日量8780万バレル近くとなる見通し。

 EIAは月報で「世界の原油需要の伸びは高水準を維持している。2011年は中国、中東、ブラジルが伸びの大半を占める」との見方を示した。

 米国に関しては、原油需要の増加幅が2010年の26万バレルに対し、2011年には12万バレルにとどまると予測。2010年下半期は燃料消費が前年同期比52万バレル増と大幅な伸びが予想されている。

 EIAは、今冬の米原油価格は前年比で5.50ドル上昇し、平均1バレル83ドルで推移し、その後は米国を含む世界経済の回復に伴い徐々に上昇し、2011年第4・四半期には87ドルに達すると予想している。

 一方、上昇分は消費者に転嫁され、2011年のガソリン平均小売価格は1ガロン2.97ドル、ディーゼル燃料は3.19ドルに上昇する見通し。

 石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の2011年の原油生産量に関しては、減少幅を従来予想からさらに1万バレル引き上げ、25万バレル減の平均日量5122万バレルとした。北米と北海の生産減に加え、ロシアの供給減が影響するとみている。

 一方、2010年に関しては、11万バレル引き上げ、101万バレル増の日量5147万バレルとした。米国、ブラジル、旧ソ連邦各国が増加の大半を占める。

 国際エネルギー機関(IEA)は先月、2011年の世界の原油需要について日量8816万バレルと予測、増加幅を従来予想から6万バレル減の121万バレルに引き下げていた。またOPECは前年比100万バレル増の日量8664万バレルとの見通しを示している。

© Thomson Reuters 2011 All rights reserved.

(原油価格チャート)

http://chartpark.com/wti.html

②国内石油製品小売価格の構成(出典:垣見油化メインページ 石油価格分析では大変優れた定評ある情報分析サイト

 原油国際価格はFOBFree On Board=タンカーへの積込時)の価格を指すが、日本国内での原油価格は運賃や保険料を含んだCIF (Cost, Insurance and Freight) で表記される。石油業界程そのコストが明確になっている業界は非常に少ない。まず元売とつての仕入価格であるが、99.6%を輸入に頼る日本にとって、その仕入価格は、原油輸入CIF価格と言ってよい。それに石油税を加えたものが、元売各社の大きく変わらないコストである。

一方、元売の販売価格であり、そして我々の仕入価格であるところの系列卸価格は、200810月以降、公開されている。

また元売各社の卸価格を、石油情報センターが毎月発表しており。よって元売の粗利が把握できる。

一方、SS業界の小売価格は、看板表示をし、また都道府県単位での平均的な価格を石油情報センターが発表するため、SS業界の粗利もオープンになっている。

 下記表の 48円+ガソリン税53.8円=101.8円が精製元売としての出荷価格とすればEの105.3円は、精製元売と販売元売の総コストである。従って販売元売の系列特約店への10月卸価格が前述の通り税抜き115円だとすれば、元売の利益は、10円近くあり、十分マージンが取れている。また精製元売だけをみても、10月の業転価格の107円から税金53.8円Cの48.0円を引くと5.2円の利益が確保出来ていることになる。

輸入原油

40.0円

 2010/10月通関予想CIF価格

原油関税

.0円

2002/4月より、215円から170円に減額2006/4より撤廃

石 油 税

.04円

小計 A

42.0円

日本の元売の12月の平均的な仕入れ予想

貯蔵費+運賃

約2.0円

貯蔵費や備蓄義務経費+金利と製油所までのタンカー運賃

精製固定費

.0円

2000年度平均2.15円からやや改善?

精製変動費

.0円

2008年の最高値からは大幅ダウン

小計 B

.0円

小計 C

48.0円

製油所出荷価格

2次運賃

.0円?

内陸油槽所までの転送費用、直送可能なら不要

油槽所費用 

.0円?

内陸油槽所の維持費やタンク使用料、直送可能なら不要

3次運賃

.5円?

油槽所からS/Sまでのローリー費用、一部固定費含む

小計 D

約 3.5円

製油所等からローリー直送なら、海陸格差0.5円+1.5円程度

C+D

51.5円

ガソリン税

53.8円

合計 E

105.3円

軽 油 税

32.1円

軽油原価

80.1円

直接経費だけの原価

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